胡蝶蘭の育て方

胡蝶蘭ギフトの贈り方

胡蝶蘭の育て方

胡蝶蘭の育て方について

胡蝶蘭の正しい育て方とは

胡蝶蘭といえば、何かのお祝い事に貰うケースが多い非常におめでたい花ですね。 綺麗に咲き誇って自宅でも飾っておきたいという方も多いでしょう。 そんな胡蝶蘭ですが、もらった時に紙などでラッピングされて渡されている方も多いのではないでしょうか。

見た目が華やかで良いのですが、そのままにしておくと植木鉢の中が蒸れて根が腐ったり、カビてしまう要因になります。また、場合によっては害虫が入ってきてしまう可能性もあるので、せいぜい一週間もしたら取り外すのが良いでしょう。

胡蝶蘭は順調に育てば2ヶ月以上も咲いてくれている非常に開花期間の長い植物としても知られています。
しっかりと手入れをすれば、何年経っても毎年花が咲いて、長い開花期間を維持することができるでしょう。 そこで胡蝶蘭の質を保つために覚えておきたい5つのポイントについて、ご紹介していきましょう。

水やりについて

胡蝶蘭の水やりは、だいたい1週間から10日程度に1回の割合で良いでしょう。 気温や株の状態、大きさなどによって与える水の量も変わってきます。 気温が高ければ、それだけ水の吸収するスピードが早いため、1週間弱程度で水を与えても問題ありません。 また、株が大きいものであれば、それだけ吸収力が強いので10日も日にちを空ける必要はないでしょう。

胡蝶蘭は各家庭で育ってるようなものには、根元部分に水をやるケースが多くなっています。 しかし、元々胡蝶蘭は養生植物の一種で、土に生えておらず、他の植物や岩場などに根を張って生成されている植物です。 アマゾンの熱帯雨林地域で生成されているような植物をイメージするとわかりやすいでしょう。他の植物を巻き込んで根を生やして、植物全体が地上から表れている状態で生成されています。

すなわち、根だけでなく葉や茎といった全体から水分を吸収できる植物です。 そこまで根元から水をやるということにこだわる必要はないでしょう。むしろ根に水分が溜まってしまうと腐ったり、変色してしまう可能性もあります。

必ず受け皿を用意して、根に水が溜まらないようにしましょう。 そして受け皿に溜まった水はすぐに捨てて、必要以上に水を吸い込まないように対処する必要があります。

置き場所について

胡蝶蘭を置くときは風通しが良く、日当たりの良い場所に置いておくと良いでしょう。 ただし、適正温度は15度から25度前後と言われていますので、気温が高くなってきた春や夏のシーズンでは直射日光が当たらず、温度の上昇を防げるような場所で育てていくのが好ましいです。

適正温度を保つといっても、冷暖房で温度調節をするのは好ましくありません。 もともと温暖な地域で生育されている植物ですので、気温が高い分にはそこまで影響はないでしょう。夏場よりもむしろ冬の時期の育て方が難しい植物です。冬場はストーブやエアコンなどの温風を直接当たらない程度の暖かい場所で育てるのが理想的です。

ただ、暖かい環境で育てていると、害虫が発生してしまうケースがあります。 気付かないうちに葉の裏側にカイガラムシと呼ばれる寄生虫が発症してしまうケースがありますので、注意しましょう。吸汁されるリスクがあるため、放置しておくと葉っぱが喰われたり、茎が枯れてしまうなどのケースがあります。
単純に見た目が悪くなるというだけでなく、葉っぱを失うことで光合成するのが難しくなり生育に支障をきたしてしまいます。 特に室温の高い場所に置いていると、そういった虫が住み着いてしまう可能性もあるので、こまめに木や葉っぱの裏側などをチェックして被害が無いか確認することが大切です。

植え替えについて

胡蝶蘭の植え替えはシーズン通して問題なく行われていますが、花屋さんや栽培農家では、4月や5月などの春のシーズンに行うケースが多くなっています。 だいたいは花が咲き終わってから植え替えるケースが多いです。

例えば、誰かから胡蝶蘭をもらった場合、数株が一緒になっているケースが多くなっています。そうなると長年生育していると植木鉢とのバランスが悪くなったり、生育バランスの乱れなどで水やりの仕方が難しくなってきます。

その場合は新しい大きな植木鉢に根を広げるようにして、植え替えるのが良いでしょう。 植え替えるタイミングとしては、胡蝶蘭と植木鉢のサイズに整合性が取れなくなった時、花が咲かず根や葉に元気がないと感じた時、害虫が住み着いてしまっているとき、ミズゴケが古くなってカビが生えてしまっているとき等が植え替えのタイミングです。

ただし、コンディションが安定するまでに時間がかかりますので、植え替えてから数ヶ月してまだ改善されないと感じても、1年に何度も植え替えをするのは好ましくありません。 安定して生育されていれば、何年経っても特に植え替える必要はないですが、水苔が腐ったりカビてしまうのを防ぐため、数年おきに植え替えている方もいるようです。
花芽の切り方について

胡蝶蘭は何年にも渡って、枯れずに花が生えてくれる植物です。 花が咲き終わった後の対処の仕方次第で、より継続的に胡蝶蘭を楽しむことができます。 一般的にどの家庭でも胡蝶蘭には支柱をつけた状態で生育したり、購入している方が多いかと思います。 花が咲き終わったら、まずその支柱を外してしまいましょう。
そして、胡蝶蘭の株から茎にかけて節があります。節をだいたい3節から4節ほど残し、上の部分は切り落としていきます。切り落とす際は園芸用のハサミを使うのが良いでしょう。 そして、株に栄養を維持させるためには、花芽の付いている花茎も切り落とす必要があります。 つけたままだと株の栄養素が薄れ、翌年に花が咲きにくくなってしまいます。
花芽を切り落とすタイミングが遅れてしまうと、冬の時期に花芽を生成する準備期間が出来なくなって、翌年に花を咲かすというのが難しくなってしまいます。 場合によっては花を咲かすまでに数年かかってしまうケースもあるので、花芽を取り除くタイミングは大切です。
害虫駆除について

胡蝶蘭は長年生育していると、虫が付着する可能性もあります。 特に胡蝶蘭に付きやすい虫と言われているのが、カイガラムシとハダニです。 カイガラムシは丸い小さな形をした昆虫の一種で、胡蝶蘭にとって難敵の一つです。 退治が難しい害虫として知られていて、葉を傷つけたり、カイガラムシが残したフンに菌が繁殖して葉が腐るということがあります。
オルトラン水和剤に弱いので、薬剤を塗布しておくことで寄り付かなくすることができます。 また、人間の目で見ても確認できるほどの害虫のサイズなので、ブラシなどで振り払って落とすというのも直接的効果があって有効です。
そしてもう一つがハダニ。 こちらも胡蝶蘭に付着しやすい害虫の一つです。水分を吸い込み、葉や花がすぐに枯れてしまう厄介な害虫です。体長が0.5ミリ程度で人間の目では非常に確認しづらい微生物となっています。
繁殖する理由は主に乾燥にあるので、水のあげ忘れなどでよく発生する害虫です。水に弱く、こまめに水やりを行えば、それほど発生することはありません。 もし発生してしまい、駆除が難しい場合は薬剤を塗布するのも効果的です。 例えば、有効成分にビフェントリンを配合したテルスタースプレーなどを塗布すれば、退治するのはそれほど難しくないでしょう。 抗菌作用があり、長期的な害虫の繁殖抑制効果があります。吸汁系の虫にも効果があるのでハダニだけでなくカイガラムシに対しても効果的です。